春のバス釣り。
多くの人が意識し始めるのが スポーニング(産卵) です。
「春はシャローが熱い」
「プリスポーンはデカバスが釣れる」
そう言われます。
“いつから”が本当のプリスポーンなのか?
まるりん流は 水温 で区切ります。
狙うのは 最低水温+1℃の「プリスポーン前期」。
0か1か。 しかしその1本が一年で最も重い。
■ 春・プリスポーンを水温で分ける
春のバス釣りを語るなら、水温を軸に考えることが必須です。
まずは水温を測れ。話はそれから。
プリスポーン前期は「体感」ではなく 実測水温 で判断します。
毎釣行で水温を記録するだけで、フィールド理解の精度は一気に上がります。
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- 最低水温+1℃ → プリスポーン前期
- +5℃前後 → プリスポーン中期
- +10℃手前 → プリスポーン後期
- さらに上昇 → スポーニング本格化
今回扱うのは「前期」。まだ産卵は始まっていません。
しかし、バスは確実に “春を感じている” 状態です。
■ なぜプリスポーン前期がデカバスに最適なのか?
① 理由
最低水温を脱した瞬間、最初に動き出すのは大型個体だと考えています。
デカバスからスポーニング準備が始まる。だから行動が早い。
一般的にデカバスほど抱える卵の量が多く、さらに一度で全てを産むのではなく、2回、3回と分けて産卵すると言われています。
つまり大型個体ほど、
- 産卵までの準備期間が長い
- 必要な栄養量が多い
- 早い段階から体力を作る必要がある
だからこそ、できるだけ早く栄養を摂取しコンディションを整えたい。
この「準備の早さ」が、最低水温を脱した直後の行動差として表れます。
小型個体が動いていないわけではありません。ただしこの時期、小型はまだ積極的に捕食する必要が低い。
一方で大型は、産卵に向けて栄養を蓄える必要があるため、早い段階からフィーディングに入る個体がいる。
早春のプリスポーン前期は、“デカバスだけが積極的に口を使う時間帯”が存在します。
だからこそこの時期は、数を追う釣りではなく 大型に絞る方が、むしろ簡単 になる。
■ 寒波が来ても越冬エリアには戻らない
春は三寒四温。寒波が来ることもあります。
一度“春を感じたバス”は、基本的に越冬エリアには戻らない。
「寒くなったからディープへ戻る」は誤判断になりやすい。
起きるのは ゾーンが一段下がる だけです。
- 基準3m → 寒波で4m
- 平均状態 → 3m
- 暖かい日 → 2m
- 表層が顕著に上昇 → 1m
動きは “縦方向”。横移動ではない。
■ 越冬エリア近くの北側バンクが狙い目
プリスポーン前期を攻略する上で、最初に選ぶべきは「エリア」です。
しかしその前に、必ずやるべきことがあります。
そのフィールドの越冬エリアがどこなのかを把握すること。
これが分からなければ、前期の組み立ては始まりません。
越冬エリアを特定したら、そこから “ほど近い場所” に注目します。
狙うのは 越冬エリア近くの北側バンク(南向き斜面)。
- 太陽光を受けやすく、水温が上がりやすい
- 暖かい南風が当たれば、一時的なホットスポットになり得る
- 「近くで、少しだけ条件が良い場所」にデカバスが差す
逆に、日当たりが悪く冷たい北風が当たる場所は、この時期のストック量は少ないと考えられます。
■ 3m基準理論|越冬→フィーディングの中継点
一般的には「越冬エリアからスポーニングエリアへ」と説明されますが、今回は前期。まだ産卵は遠い。
越冬エリア → フィーディングエリアをつなぐ「コンタクトポイント」
その基準が 水深3m前後 です。
なぜ3mなのか?
- 深場に即戻れる安全圏
- 水温変化を受けやすい
- ベイトが差しやすい
- 捕食効率が高い
ストラクチャーで言えば、
- ブレイクのショルダー/ネック
- 岬の中腹
- ワンド出入口付近
- ボディーウォーター付近のハンプ
共通点は “変化” が絡むこと。大型は合理的。安全と捕食が両立する場所に止まる。
それが 3mコンタクト です。
■ 55cmを狙う3つのルアー戦略
プリスポーン前期は数を追いません。狙いは 55cm以上。ルアーは厳選します。
① スピナーベイト|3mを水平に撃てる武器
- 3mレンジを一定に引ける
- カバーに強い
- 波動で大型に気付かせられる
- デカバス実績が高い
前期はまだ水温が上がり切っていません。遠くから呼べる波動が必要。
3mを水平にトレースする。これが基本軸。
② サスペンドジャークベイト(ミノー)
サスペンド=止めて食わせる。
前期はバスが長く追わない。止める時間が必要です。
- 中層で止められる
- 深い側から浅い側へ浮かせられる
- 見せて食わせられる
さらに重要なのが 細身のミノー形状。
クランクの強い波動より、吸い込みやすいシルエットが強い水温帯です。
③ バイブレーション|寒波対応のリアクション
寒波でゾーンが落ちた時、活性が下がった時に使うのがバイブレーション。
- ボリューム
- 音
- 存在感
少しでも強い刺激でリアクションバイトを引き出す。
縦方向に落ちた個体を、縦方向に釣る。
■ 春のバス釣りで絶対に間違えないために
プリスポーン前期は難しい。魚は多くない。バイトも少ない。
一年で最も太く、最もエネルギーを溜め、最も重い個体。
それが動き出す瞬間が 最低水温+1℃ です。
春のスポーニングを意識する前に、まず狙うべきは 3mコンタクト。
■ まとめ|春は“シャローの季節”ではない
- 越冬には戻らない
- ゾーンが上下する
- 3mは基準
- 越冬→フィーディングの中継
- 55cmはここで出る
春=シャロー。それは後期の話。前期は 3mの季節。
0か1か。 しかしその1本は一年で最も価値がある。
それが春のプリスポーン前期というシーズンです。
■ まるりんAIの活用方法|Googleマップでコンタクトポイントを特定せよ
読むだけで終わらせない。
今回は Googleマップ × まるりんAI で、あなたのフィールドを「前期モード」で解析します。
① フィールドをGoogleマップで開く
Googleマップ(衛星写真)でフィールドを開き、次の3つを探してください。
- 最も深そうな場所(越冬候補)
- 北側バンク(南向き斜面)
- ブレイクがありそうなライン
ここまでできたら、そのスクショをまるりんAIに見せます。
② AIに聞く内容(コピペOK)
フィールドのスクショを貼って、下の文章をそのまま送ってください。
まるりんAI このスクショのフィールドを見て、次を仮説で教えてください。 ・越冬エリア候補はどこ? ・3mコンタクトになりそうな場所は?(岬/ネック/ブレイク) ・北側バンク(南向き斜面)はどこ? ・今日の風が「南風/北風」だった場合、それぞれ有利なバンクは?
Googleマップを開いて、まるりんAIに聞いてみる
▶︎ まるりんAIを開くまるりんAIは「ここが正解」を言うためのツールではありません。
どこを基準に考えるか(仮説) を作るために使ってください。
③ 現地で答え合わせ
地図で仮説 → 現地で水温 → レンジ確認 → ルアーを通す
これができると「とりあえず投げる」から脱却できます。
■ まるりんAIは“地図と一緒に使う”
プリスポーン前期は 0か1か。だからこそ、思考の精度が釣果の差になります。
次の釣行前、衛星写真を開いて「この3mはどこにある?」 と、まるりんAIに聞いてみてください。

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